スペシャル SPECIAL
2018.06.22
松坂さとう役 花澤香菜さん、神戸しお役 久野美咲さんインタビュー

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── 『ハッピーシュガーライフ』への参加が決まった時の感想を聞かせてください。

花澤 : 私はTVアニメ化の話をお聞きする前から原作コミックのCMをやらせてもらっていて、そこでさとうちゃん役を演じていました。その時から、かわいい絵が怖さに拍車をかけている独特の世界観に引き込まれていたので、「また、さとうちゃんを演(や)れる!」とすごく嬉しかったです。原作を読んでいた身としては、「どういうふうに言おうか」と悩むようなセリフがいっぱいあったので、そういう意味ではちょっとドキドキしました。

久野 : こんなドキドキする素敵な作品に、憧れの先輩である花澤さんと共演できると伺ったときは、本当に嬉しかったです。原作を読ませていただいて、さとちゃんとしおちゃんの関係性は愛で溢れているなぁと思ったので、そういう間柄の役を演じられるのも、すごく楽しみでした。

── ご自身が演じるキャラクターとお互いが演じるキャラクターについて、どんな印象を持ちましたか?

花澤 : さとうちゃんに関しては、しおちゃんとのシーンはすごく共感できるんですが、それ以外は共感しにくいですね。当たり前ですけど(笑)。私には、過激な行動に出る彼女のような 思考回路がまったくないので……。
一方のしおちゃんは、とにかくかわいい。さとうちゃんが無条件に愛してしまうのも、よくわかります。原作を読んでいてもそう感じますし、美咲ちゃんの声を聞けばなおさら。しかも、私は普段から美咲ちゃんと仲良しなので、劇中のしおちゃんの発言に対するさとうちゃんの返し方が、「美咲ちゃんが私にこう言ってきたら、こう返すだろうな」って感覚と完全にシンクロしてるんです。だから、しおちゃん役が美咲ちゃんで本当に良かったですね。

久野 : ありがとうございます!!︎
しおちゃんの第一印象はすごく純粋で、子どもらしい無邪気さを感じました。ですが原作を読み進めると、過去の経験からたくさんのものを抱えてるけど、それを表に出さない、しっかりした子なんだとわかりました。最初の印象と変わったのは、さとちゃんも同じで。さとちゃんは初めはちょっと怖いなって思いましたが、物語が進むにつれて、しおちゃんに対するまっすぐな想いがすごくピュアに見えてきて。ちょっとドキッとしちゃう行動も、さとちゃんなりの愛情表現方法なのかもしれないと考えたら、その途端にすごく魅力的なキャラクターに思えました。

── ご自身のキャラクターを演じるにあたり、心がけていることはありますか?

花澤 : おばさんの存在に囚われていた環境がさとうちゃんの過激な思考回路を生み出して、それを唯一忘れさせてくれるのがしおちゃんで。しかも一方的にさとうちゃんが愛しているだけじゃなくて、しおちゃんもさとうちゃんを愛してくれている。そこでさとうちゃんが「満たされてる」という様子が、すごく人間的なんですよ。普段は怖いし、無表情だったりするのに。 私はさとうちゃんの本当の姿はこの満たされている状態だと思うので、その部分を大事に演じています。

久野 : しおちゃんはさとちゃんのことを心から信頼しています。過去につらい経験をした分、 さとちゃんと一緒にいる時の安心感がとても大きいんですよね。だからさとちゃんのことが大好きで心の底から信頼してる気持ちを、いちばん大切に演じています。一方でしおちゃんが苦い記憶を思い出しちゃうシーンは、さとちゃんとの会話の時とは全く違う空気になるように心がけてます。

── さとうとしおは姉妹とも恋人ともいいがたい独特の絆で結ばれています。お二人も事務所の先輩・後輩として、過去の共演で絆が生まれていると思いますが、改めて本作で共演をしてみた感想・印象などお聞かせください。

花澤 : やりやすい。やりやすすぎる(笑)。ちょっと自慢になっちゃうかもしれないんですけど、美咲ちゃんと私は愛し合っちゃってるんで(笑)。

── 息ピッタリですか。

花澤 : キャスティングの時点で、私たちの仲を誰かが知ってたのかな? 誰か見てたのか?ってくらい、ピッタリです。収録後はふたりでお茶しながら、アフレコのことを話し合ったりしますよ。

久野 : 私と花澤さん、思ってることがいつも一緒なんですよね。

花澤 : そうそう。演技に関してはもちろんスタッフさんから指示をいただきますが、わりと任せてくださる部分もあるので、美咲ちゃんと話してるうちにどんどんアイデアが湧いてくるんですよ。

久野 : 私、こういう相思相愛な役柄で花澤さんと共演できたのが本当に嬉しくて。はじめてアニメに出させていただいた時も主演が花澤さんだったんです。それ以来、ずっとお世話になっていて。あの、あと、私生活のほうでもお世話に……。

花澤 : 「私生活のほうでもお世話になっている」って、いい響きですね(笑)。

久野 : (笑)。もちろん花澤さんは、お仕事で尊敬している大先輩なのですが、お仕事のこと以外のプライベートのことでも、困ったことがあったら相談できるお姉ちゃんのような存在なんです。なので、花澤さんと一緒にいると、心から落ち着けるんですよ。その気持ちは、しおちゃんがさとちゃんと一緒にいて安心できるのと同じなので、しおちゃんとシンクロしてお芝居にも活きている気がします。
あと、花澤さんが演じているさとちゃんって、ものすごく大変な役で、台本をめくってもめくっても終わらない長台詞が多いんですよね。それなのに花澤さんは大変なそぶりを一切見せずに、他のキャストたちをお芝居で引っ張ってくださってるんです。お芝居を間近で見て、やっぱりさとちゃんは花澤さんにしかできない役だろうなって改めて思いました。

花澤 : ちょっと私、ビール飲んでいいですか(笑)。気分良くて飲みたくなりました。

久野 : 今、まだお昼の2時ですよ!